Google ColaboratoryでAI画像生成したい場合どのプランに入れば一番良いのか解説

画像生成AI

今回はGoogle Colaboratory(以下Google Colab)にて画像生成AI(stable diffusion)を使用してAIイラストを作成したい場合、どの課金プランに加入すればよいのか詳しく解説していきたいと思います。

まだ、Google Colabにてstable diffusionを使用できる環境が整っていないという方は

👆こちらを参考にしてstable diffusionができる環境をセッティングするようお願いします。

実際の画像付き&難しい用語をなるだけ使わないように超簡単解説しております。

Google Colaboratoryとは

Google Colabにて作成したAIイラスト

Googleが提供する無料のプログラム実行環境です。Google Colab(グーグルコラボ)と呼ばれることもあります。基本的に無料で使用できますが、課金要素もあります。Googleが提供するハイスペックPC上でPythonなどのプログラムを実行することができるサービスです。

Stable Diffusionを稼働させるには、通常、高性能なゲーミングPCが必要ですが、その場合には高価な出費が必要となります。

しかし、Google Colabを使用すれば、低性能のPCでもStable Diffusionを利用することができます。

Google Colabは、基本的には無料で使えます(ただし、一部の機能については有料プランがあります)。この有料プランについて解説していきます。

Google Colaboratoryの課金制度について

基本無料で使用できる Google Colab ですが、有料版は次の2つです

  • Colab Pro  1 か月あたり 1179円のプラン
  • Colab Pro+  1 か月あたり 5767円のプラン

公式のサイトはこちらです。➡Google Colabのプラン加入について

※上記は筆者が記載した日付での値段です。ドル円の動きで多少変動するかと思います。

それぞれのプラン内容の説明

  • Colab Pro 
  • GPU が高性能
  • メモリを多く使える
  • 長時間使用できる

  • Colab Pro+
  • GPU が超高性能
  • メモリをさらに多く使える
  • 長時間使用できる
  • バックグラウンド実行

簡単にまとめるとこのような特徴が挙げられます。

少し用語が難しいため用語の説明をしていきたいと思います。

専門用語の説明

GPUとは

GPUとは、「Graphics Processing Unit」の略で、グラフィック処理を専門に行うコンピュータの部品のことです。主にゲームや映像制作、機械学習などで使用され、CPUに比べて大量のデータ処理を高速に行うことができます。

Google Colabでは、自分のPCにGPUがなくてもGPUを利用できます。無料版ではGPUの種類を自分で選択できず、自動的に割り当てられます。

有料版のGoogle Colabでは、高性能なGPUが割り当てられます。高性能GPUを利用すると、計算速度が速くなるため、大きい容量のデータ(AI画像作成など)取り扱いや長時間のディープラーニング学習にとって重要です。

メモリとは

メモリとは、コンピュータがデータを一時的に保存するための部品のことです。データを読み込んだり、書き込んだりすることができます。メモリは、プログラムの実行に必要なデータを一時的に保持するために重要な役割を果たします。コンピュータが処理するデータが大きいほど、メモリの容量が大きいほど効率的に処理できます

無料版じゃだめなの?

Google Colabは無料で使用することもできますが、Stable Diffusionを使用してAI画像生成を楽しみたい場合は少し厳しいのです。なぜ厳しいかということを説明したいと思います。

簡単にまとめると以下のような問題が生じます。

  • 機械学習やディープラーニングのモデルを無料版 Google Colab で構築すると、メモリの容量がいっぱいになることがある。
  • 特にStable Diffusionなどを使用すると1時間程度で容量の限界がきて使用できなくなる。

有料版では大量のメモリが付与されるのでAI画像生成も問題なく出来ます!

実際にどのプランを選ぶべき?

Colab Proが向いている方

こちらが向いているかたは、趣味程度で一日1時間程度AI画像生成できればいいかなと思っている方にお勧めです。

実際に無料版とColab Proを使用して比較してみると、最も大きな違いはGPUの計算速度の速さでした。無料版で大量のデータを学習させる際に感じていた不満が軽減されました。また、メモリ容量もかなり多く増えているため、無料版でストレスを感じていた人はColab Proを使用してみることもおすすめです。月に100メモリ付与されます。

Colab Pro+が向いている方

こちらが向いている方は、AIイラスト生成を本気で何時間もやりたい方向けです。

Colab Pro+は、無料版と比較して計算速度がかなり早く、メモリもストレスなく使える上に、バックグラウンド実行が可能です。つまり、PCを閉じたままでも学習を継続できるため、非常に便利です。さらに、定期実行機能があるため、保守運用も簡単になります。月に500メモリ付与されます。

まとめ

以上、Google ColabにてAIイラストを作成したい場合、どの課金プランに加入すればよいのかを説明しました。

私はAIイラストを毎日数時間使用しているため迷いなくColab Pro+に加入しております。

今回を機に無料版でストレスを感じているかたはまずはColab Proに加入してみるのもアリかなと

思います。

本記事がGoogle ColabにてAIイラストを作成したいけれどどのプランに課金すればよいか迷っているかたの問題解決につながれば幸いです!

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